歯の話

ブラウンOral-B 電動歯ブラシ GENIUS プロフェッショナルを3ヶ月使ってみた!歯科のプロの目からみた感想

2018年12月中旬から、『ブラウンOral-B 電動歯ブラシ GENIUS プロフェッショナル』を使用しています。

現在、歯科医院専売品(歯科医院で購入することができるもの)は、
・GENIUSプロフェッショナル(スーパープレミアムモデル) 17,800円(税別)
・SMARTプロフェッショナル(ハイスタンダードモデル)9,200円(税別)
2機種あります。

今回、上位機種のGENIUSプロフェッショナルを、
ブラウンさんから『歯科医療従事者向けのお試し品』ということで機能評価目的のため頂いたことは、まずお伝えしておきます。

オーラルBの電動歯ブラシの特徴をあげておきます。

・独自の丸型ブラシ
オーラルBの特徴は、なんといってもブラシの形状が丸型なところです。

・機械的清掃を追求した動き
丸型ブラシが、「上下振動+左右反転」で動きます。
毎分48,000回の高速上下振動と毎分10,500回の左右反転運動(GINIUSプロクリーンモード)で、
歯垢を浮かせてかき出すとのこと。
機械的清掃とは、こすって落とすということ。

他の音波・超音波歯ブラシとは違い、手用歯ブラシと同じ考え方で歯垢をとるわけです。

他の機能等については、以下に外箱の写真をあげますのでご参照ください。

過剰圧感知センサー付き。無理な力がかかると赤い光で教えてくれます。
上位機種はスマホ連携がウリ。
セット内容は以上のとおりです。


ブラッシングモードは5つあります。

機能的に同等なのは、市販品の「オーラルBジーニアス10000」になります。
ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ ジーニアス10000 ブラック D7015266XCMBK

比較すると、歯科医院専売の『ブラウンOral-B 電動歯ブラシ GENIUS プロフェッショナル』は、舌クリーンモードがないくらいで、同梱品は充実しています。
そして、価格も17,800円とお安い。
取り扱いのある歯科医院で購入するのがお得ですね。

 

 

さて、オーラルBを使用した感想をご紹介します。

【いいところ】
・みがいたあとの歯のツルツル感が良い
これまGCプリニア(ドルツ系の音波歯ブラシ)を使用していましたが、
それよりみがいたあとに歯がツルツルしています。
やはり、機械的にしっかりこすっているからでしょうか。

3ヶ月間、電動歯ブラシになれるために、「やわらか極細毛ブラシ」というやさしめのブラシでみがいていましたが、十分ツルツル。

数日前に「マルチアクションブラシ」というしっかりみがくブラシに変えたら、よりツルツルに。

手みがきでは実現困難なレベルで、歯科医院で機械でみがいてもらったあとのような感じです。

・短時間でみがける
説明書きには「最短2分でみがける」と書いています。
実際使った感じでは、3-4分はかかるかなぁという感じではあるものの、手用ブラシよりは早いです。

・ふつうの歯ブラシでみがきにくいところがみがきやすい
オーラルBの特徴的な丸型ブラシのおかげで、
下の前歯の裏、犬歯と小臼歯の曲がり角の裏、最後臼歯のうしろ、これらがみがきやすいと思いました。

・アプリの歯みがき記録管理、歯ブラシ交換時期お知らせは役立つ
歯みがき時間・頻度を記録してくれるところは良いです。
あと、ブラシ交換時期を教えてくれるのは参考になります。
3−4ヶ月ごとに交換なので、前かえたときは忘れがちなので。

 

【ちょっと気になるところ】
・ヘッドが大きめ
ふつうの歯ブラシより、ヘッドが大きいので、
大臼歯の咬合面(かむところ)がみがきにくいです。
というのも、おおきな口を開けないと、みがけないから。

・振動と音がやや大
モードにもよりますが、そこそこの振動。
音波歯ブラシよりも動きが大きいので、慣れるまでは気になるかも。
はじめは、ソフトめの「やわらか極細毛ブラシ」、「やわらかクリーンモード」などの弱めの設定からがよいでしょう。
慣れてきたら、他のブラシや強めのモードにトライするのがおすすめです。

音もけっこうします。
イヤホンして音楽聞いててもきこえないくらい頭には響きます。

・アプリの歯みがき位置表示が微妙
専用ステーでスマホを鏡に固定して、アプリを起動して、
その正面で歯みがきすると、位置センサー付きの電動歯ブラシがBluetooth接続されて、今どこをみがいているか記録してくれます。
ただ、その精度が。。。やや微妙。
最初は「おー」と珍しくて使いましたが、その後は使用せず。

 

感想はここまで。

総評的にはかなり気に入ったので、このまま使い続けようと思います。

他のブラシ、「ステインケア」「パーフェクトクリーン」なども今後使用してみたいです。
また使ってみたら、レビューしてみようと思います。

 

【オーラルBを選ぶにあたってのポイント】

電動歯ブラシは、
「松」クラス:15,000円以上
「竹」クラス:10000円前後
「梅」クラス:2,000〜3,000円
以上の3クラスに分かれます。

機械の機能的には、竹クラス以上を選べば間違いありません。
動き、過剰圧センサーなど、必要なものがそろっています。

松クラスになると、見た目がかっこよかったり、モードが増えたり、スマホ連携機能が増えたりします。このあたりが欲しい方は、松クラスを選んでください。

竹クラスは、正直オススメできません。
回転数や振動数が不十分であるなど、値段相応で機械的に弱いからです。

今回レビューした『GENIUS プロフェッショナル』は松クラスです。

ご自身で選ばれるときは、
歯科医院専売品なら『SMARTプロフェッショナル(ハイスタンダードモデル)9,200円(税別)』がコストパフォーマンス的にオススメ。
この価格帯で松クラスといえるでしょう。

 

竹クラスの市販品なら、『スマート4000』以上から選ぶのがよさそうです。

 

松クラスの市販品なら、『スマート7000』以上で。
モードが充実しています。