映画

【映画】キャスト・アウェイを観た〜希望を失わないこと,そして歯医者にいくこと

先日,映画キャスト・アウェイを観た.

(※一部ネタバレを含みながら書くので気になる方は以下は見ないでください)

2000年公開のアメリカ映画で,主演のトム・ハンクスもかなり若々しい.

 

映画は1995年クリスマスから始まる.
トム・ハンクスが演じる主人公チャックは運送会社フェデックスの敏腕社員.
業務の効率化のために飛行機で世界を飛び回りながら仕事をしている.

長年付き合っているケリーに空港で「すぐ帰るから」といいながら恐らく指輪が入っていると思われる小箱をプレゼントして別れるも...乗った飛行機が墜落.
一人無人島に流される.

そこからはもう見てて辛い場面の連続で,セリフもほとんどない.
本当にトム・ハンクスが無人島でサバイバルしてるんじゃいかと思えるくらいの迫真の演技.

そして,なんとか生き延びて4年後に発見されて帰ってくるも,恋人のケリーはすでに結婚しており子どももいるという残酷な現実.

しかしながら,最後は人生の波乱の中にも現れるささやかな幸せを積極的につかみにいくような前向きな場面で締めくくられる.

これでもかというくらい辛い現実が続いても,その中でやけにならずに淡々と生きていれば光明が見えるという点で学びの大きい映画である.

 

 

ところで,この映画の無人島のシーンで主人公チャックが痛く後悔する場面が出てくる.
それは,「むし歯があるのに歯医者に行っていなかったばっかりに苦しむ」シーン.

上の奥歯にむし歯があり,食事のときにうずく程度であったが,
飛行機が墜落.
無人島に漂着するももちろんそんなところに歯医者はない.

苦しい状況の中で,歯の状況はどんどん悪化.耐え難い痛みに発展する.

もうどうにもならない!という中,自分で歯を抜くことに.

漂着したスケート靴のブレードの部分を歯に当て,石ころでおもいっきり殴って歯は抜けるも気絶.

むし歯→急性根尖性歯周炎(根の先の病気)→根尖膿瘍(歯茎が腫れる)
の病態,痛みの度合いをよく知っている私は,特に辛さを感じた.

歯医者に行けずに無人島に行くことになっちゃった,ということはリアルにはほどんどないのだけれど,似たような状況は突然としてやってくる.

ちょっとでも気になるところがあれば,いや気になることがなくても時々かかりつけの歯医者に行きましょう.

それではまた.