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『僕らはそれに抵抗できない』(著:アダム・オルター)
(※表紙外してます。)
トレンディドラマのようなタイトルの本ですが、内容は一般向け骨太系心理学の本です。
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本書がとりあげているのは
「行動嗜癖(こうどうしへき)」
という依存症です。
やめられないスマホゲーム、
怪我をしても続けてしまうジョギング、
とまらないネットフリックスドラマ連続視聴(ビンジ・ウォッチング)
フェイスブック・Twitterのたびたびの巡回、
メールの頻回なチェック、
これらは行動嗜癖の例です。
依存症といえば、アルコールやドラッグなどを浮かべるかもしれませんが…
短期的には気分高揚や達成感などの報酬が得られる一方、長期的には破滅的な行動も依存症になりえます。
第一部では行動嗜癖についての解説、
第二部では行動嗜癖にはめこんでいく6つのテクニックの紹介、
「目標」
「フィードバック」
「進歩の実感」
「難易度のエスカレート」
「クリフハンガー」
「社会的相互作用」
について
第三部では行動嗜癖から逃れる解決策が提示されています。
なにかにハマるこというのは、その結末に幸せがあるのであれば良い一方、行き着く先が望ましくないものであれば、それは行動嗜癖であるかもしれません。
本当はやめたいのにやめられない行動を見直すヒントになる一冊です。