『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』(著:上馬キリスト教会 )
ツイッター上でゆるく、キリスト教にゆかりのある発信し、
フォロワー数がなんと10万人を超える大人気アカウントの上馬キリスト教会が著者です。
なぜこの本を手にしたかというと〜
私は最近、美術鑑賞に興味が出てきて、展覧会に足を運ぶことが増えているのですが、そこで必ずといって出会うのが、キリスト教の宗教画。
西洋画を楽しむには、キリスト教は避けては通れません。
展覧会で絵の横やパンフレットや公式本に多少の解説はあるものの、断片的な知識では、理解が浅くなってしまいます。
キリスト教、聖教を学ぶにはどうしたらよいか〜と悩んでいたところ、テレビでふとみた番組でこの本が取り上げられていました。
「ゆるい」「入門」
この2キーワードと、試し読みで感じた読みやすさで購入決定!
いやぁ、とにかくゆるいし面白い!
とはいえ、著者は上馬教会の中の人、信徒さんです。
内容の根っこの部分はしっかりしています。
目次をご紹介しましょう。
↓
#キリスト教Q&A
#聖書名シーン
#教会用語辞典
#使徒列伝
#聖書のよくある誤解、カン違い
#聖人たちの以外な一面
#日本の日常に潜む聖書
聖書名シーンでは、絵画でとりあげられている一場面についておもしろ楽しく解説されています。
使徒列伝はそれぞれの使徒の特徴がたちまくった説明で、理解が進みます。
聖書のよくある誤解では、
「クリスマスはイエス様の誕生日ではない!?」
「「禁断の実」はリンゴじゃなかった!?」
など「へ〜!」と声が出そうなものや、
「偶像礼拝は「像」を拝むことではない。」
といったマジメなものもあります。
失礼しましたw全体に渡っていたってマジメな記述ばかりです(笑)
「豚に真珠」
「三本の矢の教え」
「目からウロコ」
など、日本でなじみのあることわざや歴史的な話も、聖書に由来するところがあるとのこと。
ぜひ本書でこれらを確認してみてください。
美術鑑賞のために〜と読みだした本ですが、
キリスト教、聖書への「難しそう」という心理的ブロックがよい感じに外れました。
せっかく興味が出てきましたので、第2巻となる『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』や、他の入門書も読んでみようと思います。