歯の話

年末年始など長期休暇の大掃除がキケンな「5つ」の理由

年末の恒例行事といえば、忘年会、年賀状作成、おせちの準備、
そして、大掃除があげられます。

しかし、年末の大掃除は、正直言っておすすめできません。

というのも、色々キケンが伴うからです。

その理由をご説明していきましょう。

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疲れているときに掃除すると体調を崩す

年末は、休みに入る前までに、忘年会をいくつか乗り越えてきていると思います。

そして、休み前の仕事の追い込みもあるでしょう。

ハードなスケジュールで、自分では気が付きませんが、
「相当、体は疲れている状態」
であります。

体が疲れているときに、無理して掃除をしてしまうと、より疲れてしまって、免疫力が下がり、体調を崩してしまいます。

冬の入口で、体が寒さと乾燥にまだ完全になれていません。

また、インフルエンザが流行し始める時期でもあります。

インフルエンザになってしまうと、その後も1〜2週間は本調子に戻りません。

疲れすぎないように、免疫力が下がらないように無理をしないのがポイントです。

 

疲れると、くちの中の悪いところが腫れたり痛む

体調がよければ大丈夫であっても、
歯周病や根の先の病気があるところなどは、疲れて免疫力が低下すると、腫れたり痛みが出ることがあります。

肩こりになって、はぐきが痛くなった!というのはよく聞く話です。

肩こりと歯周病や根の先の病気は直接関係はありませんが、肩こりは疲れのサイン。

ですから、肩こりを自覚したときは、それ以上無理をしないのがよいでしょう。

 

疲れていなくてもホコリを吸って体調を崩す

もし「全然疲れていない!」という場合でも、掃除をすると、体調を崩すことがあります。

というのも、掃除をすると、多少なりともホコリを吸い込むから。

ホコリは病気につながるカビなどがたくさん含まれています。

掃除をして、鼻が詰まるくらいで済めばいいですが、そのまま喉が痛くなって、熱が出て。。。では、悲しい年末年始になってしまいます。

もし、どうしても掃除をしたい!という方は、マスク・メガネをして、身を守ってくださいね!

 

病気になったり、ケガをしても、多くの診療所・病院はやっていない

年末に体調を崩したり、掃除中にこけたり落ちたり切ったりしてケガをしても、お近くの病院のほとんどはやっていません。

救急病院があるじゃないか!と思われるかもしれませんが、当直で待機しているお医者さんが、その病気・ケガの専門でないこともありえます。

病院・診療所は、通常の診察時間であれば、各専門の先生が待機していますが、当直時間帯は、いろんな科の先生の当番制なのです。

救急当直の先生は、きっとベストをつくしてくれますが、ベストな医療を受けられるかどうかはわかりません。

年末年始や長期休暇のときは、病気になったりケガをしないように注意すべき時期といえるでしょう。

 

歯科医院はほとんど休診

歯科医院は年末年始、ほとんどが休診になります。

歯の痛み・腫れについては、薬だけでは治らないこともあるので、医科に救急受診しても、十分な処置がうけられないことも。

歯科医師会会員の歯科医院などでは、輪番制で救急対応をしているところもありますが、基本的には歯科医院はやっていないと思ったほうがよいです。

少しでも心配なところがあれば、休みに入る前に受診してください。

そして、どうしても困った場合は、医科または歯科の救急外来を受診してください。

おわりに

年末年始のような長期休暇中に、大掃除をするのはキケンだということがおわかりいただけましたでしょうか?

寒くて水も冷たいので、汚れもなかなか落ちにくいです。

年末年始はゆっくり過ごし、少しあたたかくなったら、ぼちぼちお掃除するので良いと思います。

ぜひ、無理をせず、楽しいお休みをお過ごしくださいませ。