「やらなきゃいけないんだけど、気がついたらテレビをみて2時間たってた。。。」
「眠いんだけど、深夜番組みちゃった。。。」
「ふと気がついたら、スマホに手がのび、SNSを巡回。。。」
というようなこと、ありませんか!?
それは、あなたが悪いわけではありません。
原始時代から全く変わらない人間の本能が、
情熱たっぷりに作られたシステムが、そうさせるのです。
つまり、「気合」「注意」「やる気」などの意志力で太刀打ちできるものではないのです。
自分のやりたいことを主体的にやり、満足した日々を送るための方法が、
この「時間術大全(原題:MAKE TIME)」には書かれていました。
↓
意志力に頼るのはムリ!
意志力に頼らず、
スマホやPCのアプリや通知、テレビなどの環境を「設定変更」で対応するのです。
意志力でなんとかできないので、システム改変で対応する。
これは、医療事故を防ぐアプローチとよく似ています。
ヒューマンエラーは必ず起こるので、起こりえない環境を作る。
デフォルト、初期設定では、どんな素晴らしいサービスでも、とにかくハマりやすい設定になっています。
YouTubeやグーグルで働いていたスーパーエグゼクティブの2人が、誘惑に抗いながら、日々の生活の中でトライ・アンド・エラーを繰り返している姿は面白く、共感しました!
「なーんだ、悩みが一緒じゃん!」
To Doリストは機械的、ビジョンは遠すぎ、
だから、ちょうどいいのは「ハイライト」、
一日のちょうどいい目標を、満足感・喜びをもって設定し、主体的に自己肯定感を高めながら毎日を過ごしていく。
他にも、
レーザー光線のように集中する方法「LASER」、
気力・体力を回復し、心身をベストに調整する「CHARGE」、
フィードバックの「TUNING」についても書かれています。
エビデンスベイスドな方法を、人間味あふれる著者の2人自身がトライ・アンド・エラーを繰り返して実践可能なレベルまで落とし込んでくれています。
それを最終的には、自分でやってみて、調子がよくなるかどうか試すのがよいですね!
毎日がんばっているけど、なんだか満足感が得られない方、
効率的なのだけれど、楽しめていない方、
いろいろチャレンジしてきて、さらにもう一歩進めたい方、
今の自分を変えて、人生楽しみたい方におすすめの1冊です。
挿絵、著者2人のやりとりの軽妙さが超最高!なところもポイントですね!
(追伸:個人的には、原題の「MAKE TIME〜HOW TO FOCUS ON WHAT MATTERS EVERY DAY」の方が好きです。カッコいい。)
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