今回紹介するのは、
クリストファー・ボグラー氏の『神話の法則』

物語を書く人にとっては必読書。
著者はクリストファー・ボグラー氏。
シナリオ評論家で、ジョーゼフ・キャンベルの『ヒーローズ・ジャーニー』とユング心理学のコンセプトを発展させたストーリー開発理論の第一人者。
ハリウッドで注目され、「スター・ウォーズ」「美女と野獣」「ライオン・キング」などの多くのヒット作品にも関わっています。
『神話の法則』では、
登場人物のキャラクターの原型「アーキタイプ」と、
物語の各ステージについて説明しています。
古来より伝えられてきた神話、
感動を呼び起こす映画、
多くの人が注目するドラマ。
それらはなぜ
「伝えられる」「感動を呼び起こす」「多くの人が注目する」
のだろうか?
アーキタイプと物語のステージという普遍的な部分に注目すると、その理由がわかるわけです。
498ページと重厚。
物語や文章を書きたい!という覚悟がなければ読み切るのは大変な本ですが、
読むと世界が変わります。
まず、映画・小説・ドラマなどについて、見方が変わる。
これまでは、漠然と感覚で楽しんでいました。
しかし、もう同じようには楽しめない。
『神話の法則』を読んでしまった後は、
登場人物のアーキタイプ、物語のステージについて気になって仕方がなくなる。
「なぜ、この人物はこうなのか。今は物語のどの段階なのか。」
物語を研究しながら、発信者目線で見るようになります。
これは、発信者にとっては幸せなことで、
物語の中のフレームが見えて、楽しい。ワクワクします。
「こうなっているのか!」
『神話の法則』を読んだあとは、アウトプット、情報発信に活かすのが楽しみになります。
一度読んで、物語の構造を知ってしまったら、もう知る前には戻れない。
新たな方法で楽しみながら、前に進むだけ。
というわけで、情報発信者の方にはオススメの一冊。
【絶版本『神話の法則』の手に入れ方のコツ】
『神話の法則』は絶版となっています。
Amazonなどで手には入りますが、プレミア価格になっています。
お急ぎの方以外はオススメじゃないです。
↓
実は、正規価格で手に入れる方法があります。
発行所の「ストーリー&アーツサイエンス研究所」のHPトップページの
一番下の問い合わせ(メール)から問い合わせをするとOK。
監訳者の岡田勲様よりお返事があります。
(HPが2009年の表記、リンク切れがあるなど不安を感じますが、メールは届きます。)
1冊3,888円、送料無料で在庫があれば指定口座に振込後、送っていただけます。
私もこの方法で手に入れました。確認済みです。