歯の話

健康長寿と糖尿病治療の秘訣は歯周病治療にあり〜西田亙先生のお話をきいてきたよ!

こんにちは!

先日,丹波歯科医師会地域保健部・学術部合同講演会にて,
にしだわたる糖尿病内科院長の西田亙先生のお話をきくチャンスに恵まれました.

 

西田亙先生は,メディカルドクター・糖尿病専門医として臨床でご活躍されておられる一方,全国各所でひっぱりだこでご講演されているご高名な先生です.

 

そして...なんといっても歯医者よりもいい意味で「歯周病オタク」と敬意を表してお呼びさせていただきたくなるほど,
歯周病に関して知見が超幅広く,そして超深い先生です.

 

「生まれ変わったら歯科衛生士になりたい」とまでおっしゃられている西田先生,
ご本人も以前は歯周病,高血圧症,不整脈,糖尿病予備軍,口臭などでご苦労されていたそう.

今では,歯周病治療,正しいブラッシングを身につけることで,歯周病と夜食のコントロール(夕食後のブラッシングの後に食べないことが生活習慣病の予防において超重要!)で他の病気による合併症を防ぐことができているそうです.

講演会では私も詳しく知らない事実がたくさんあげられており,びっくりしました.

いくつかご紹介します.

 

#1年に4回以上の歯周病治療は,糖尿病の治療に必要な医療費と入院費を4割削減する
#年間の医科医療費は世帯収入が変化してもほぼ横ばいだが,歯科医療費は収入に応じて,9500円〜31500円まで変化する.(低収入だと歯科受診控えがおこっている可能性)
#日本人の残存歯数は60代以降大きく減りだす.(50代:平均25.8本→60代:22.5本→70代:18.9本→80代:13.6本)
#8020達成者は,平均機能歯数が27本以上→目指すは80歳で20本以上ではなく,「死ぬまで28本!」
#80歳以上の5人に1人が歯が一本もない状態
#死亡リスクは,失った歯が10本以上で1.5倍,20本以上で1.8倍.
#歯を20本以上失うと,大腿骨骨折(寝たきりの原因となる疾患)リスクが5倍に激増する.
#歯周病と糖尿病は慢性疾患で死ぬまで完治しない.メインテナンスを続けて一生いい状態でコントロールすることが重要.

 

私たち歯科医療従事者は,まだまだ全身の健康に役立つはたらきができる可能性を感じました.

 

私は病院勤務なので,今ではあまり気にはしていませんけど,
一般の歯科医師の中にはドクターなどの医科医療従事者に対して引け目を感じて,遠慮がちに振る舞われる方も多くおられるようです.

 

「歯科医師はくちのプロ」だと自信をもって,日々勉強しながら,臨床・教育にたずさわっていけばいいと思います.

講演では,以下のような気づきも得られました.

・予防医療の啓蒙は一般の方に伝わる言葉で
・啓蒙のやり方は他業界・海外から学べ
・医療に関わる者はとにかく勉強!
・ネガティブワードではなく,ポジティブワードで励まそう!

糖尿病と歯周病の関連以外にも学びの多い講演でした.

 

西田亙先生,ありがとうございました.

チャンスがあればぜひ一度,西田亙先生の講演をきかれることをオススメします!

 

それではまた.


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