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池上彰 佐藤優 僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

51冊目,
池上彰 佐藤優 僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

読了.

 

この本では「新聞」「雑誌」「ネット」「書籍」などのそれぞれの特徴を押さえ,上手にインプットする方法が紹介されています.
対談形式で両氏のインプットの70の極意を余すことなく披露されています.
「普通のビジネスパーソン」ならこれくらいで十分という目安の実践例もあげられており参考になります.

 

私はこれまで各メディアの特徴を曖昧にしか認識していませんでした.
それぞれのメディアと正しく付き合えていなかったため,時間のムダが多かったり,知らないうちに入ってくる情報や知識が偏ったりする危険にさらされていたことに気づきました.
紹介されている各メディアの特徴の中でも気になったものを以下にいくつか挙げてみます.

  • つくり手が真剣にお金と手間をかけて編集・校閲機能が働いているのが「新聞」「雑誌」「書籍」.
  • 一次情報が多い「新聞」,二次・三次情報が多い「ネット」.
  • 「ネット」は玉石混淆で知識の土台がしっかりしてないと玉を見つけるのが困難,効率が悪い.
  • 「ネット」は特定のものだけが大きく見えたり,別のものが見えなくなるプリズム効果がある.
  • 「雑誌」興味や関心,視野を広げるのに役立つ
  • 基礎知識をつけ理解するには「書籍」が向いている.

「新聞」「雑誌」「書籍」との付き合い方ともいえる選び方,読み方については特に興味深いものがありました.
限られた時間で質の高い情報・知識に出会う確率を上げ効率的に学びを得るのに参考になります.

  • 集中して効率を上げるために読む時間を決める(新聞,雑誌は30分以内など)
  • 「新聞」一覧性を活用して飛ばし読みが基本.
  • 「雑誌」は興味がある記事や特集が2−3本あれば購入し,拾い読み気になったところや補うべき知識の欠損が見つかったら関連書籍をチェックし理解を深める
  • 「書籍」本によって読み方を選択する(超速読,速読,熟読)超速読でどの程度読むべき本か判断する.

やってみたい方法がたくさん紹介されていましたが欲張ると身につかないので,とりあえず以下の点について実践してみようと思います.

  • 新聞を1紙,時々2紙読む.dマガジンを活用し雑誌も読んでみる.
  • 時間制限を設け,新聞,雑誌,本それぞれにあった読み方で読む.
  • ネットを利用する際は情報のソースや著者の意図に特に注意する.
  • 欠損している基礎知識の補強.(まずはじめに日本史Aを読んでみる.)
  • 超速読,速読,熟読についてより知りたいので佐藤優氏の読書の技法(http://amzn.to/2k9EDP3)を読む.

いくつか実践してみて自分にあったスタイルを確立していくのが良さそうですね.