フランクリン・コヴィー・ジャパン 人生は手帳で変わるー第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす

人生は手帳で変わる―第4世代手帳フランクリン・プランナーを使いこなす
- 作者: フランクリンコヴィージャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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読了.
誰でも自分の人生をよりよい方向へ向かって歩みたいと願っていると思うが,
その具体的な方法はわからないという場合が多いのではないだろうか.
本書で紹介している第4世代手帳による行動マネジメントは,その具体的な方法の一つである.
自分はスケジュール管理にグーグルカレンダーを利用している.
これは本書で言うところの第2世代のタイム・マネジメント方法である.
(この本を読むまで,自分のスケジュール管理方法が何世代の方法なのか,その利点・欠点は何なのか,全く知らなかった.恥ずかしながら.)
グーグルカレンダーはスケジュール管理には向いてるが,ただ単にスケジュールをこなすことだけに集中してしまうという第2世代の罠にはまっているのかもしれない.
このままでいいのか?
「最も大切なこと」のためにちゃんと生きているのか?
やりたいことや夢はあるけど,頭の中にあるままでは,ぼんやりとした「もや」のままで,ずっと実現できないか,実現できてもすごく時間がかかると思われる.
何かよい方法はないのか?
それが第4世代の手帳による行動管理である.
確かに管理できるのは「自分の行動」であって,時間ではない.
面白そうな方法なので是非これからやってみたい.
この本は,第4世代の手帳のコンセプト,使い方が詳細に書かれている.
フランクリンプランナーを使ったことのない人にも読みやすく理解しやすい.
自分の人生をよりよいものにしたいと思っている全ての人にオススメしたい.
今朝8時ごろ,この本を読み終えたが,10時ごろに先日オーダーしていたフランクリンプランナーのスターターキットが到着した.
なんという絶妙なタイミング!
以下は本より.
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人生は手帳で変わる.
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手帳で,自分の行動を管理すれば人生は変わる.
↑
「最も大切なこと」に基づいて,自分自身の行動を管理すれば人生は変わる.
人生は生まれた時に始まり,死ぬ時に終わる.
人生の締め切り時間ははっきりしている.
時間は限りある資源である.
しかし大半の人は,人生の終わりが来るということは頭でわかっていながらも
自分の時間が限りある資源だとは感じていない.
人生の時間が限りある資源だと自覚し,管理できない時間ではなく,
変えることができる自分自身の行動を管理し「最も大切なこと」を行っていくことで人生は変わる.
第1世代:予定をメモする(メモ,付箋)
第2世代:スケジュールを管理する(カレンダー,スケジュール)
第3世代:目標設定と優先順位付けを行う
第4世代:行動を管理する
第1世代の方法で多くの人が自己管理を行おうとするが,多忙の中に身を任せている飢餓感は一向に改善されない.
第2世代の方法は,現代において最も一般的なやり方.深い価値観に基づいて管理しているわけではないので,有意義な目標を達成することは少なく,日々のスケジュールをこなすことだけに集中してしまうことが多い.
第3世代は,前世代の方法に加え,目標設定とタスクの優先順位付けを行うことで行動を管理する.しかし,「本当にやりたいことが何なのか」を明らかにしないまま,十分に目標とタスクを設定してしまっている場合が多い.また,生活の中での役割をバランス良く管理する方法が用意されていない.第3世代の方法では,日々のスケジュールを必要以上に詰め込んでしまい,ストレスが溜まりやすい.
第1-3世代の方法は,「時間をコントロールすることによって,人生をコントロールする」というタイム・マネジメントの目的を達成できず,限界のあるやり方である.
時間は管理できないからだ.
第4世代は,「時間は管理できない.管理できるのは自分自身の行動だ」という考えを出発点としている.
人生における「最も大切なこと」に基づいて,自分自身の行動を管理するためのツールが第4世代の手帳である.
第4世代タイム・マネジメントの条件である4つのポイントは以下の通り.
1,「一線化(アライメント)」
2,「役割のバランス」
3,「優先事項をスケジュール化する」
4,「人言関係のより一層の重視」
第4世代の手帳であれば,「最も大切なこと」から「一線化」した上で,役割の「バランス」を取り,「優先事項をスケジュールに入れて」行動すれば,重要事項を優先するために,スケジュールの変更も平穏な気持ちで行える.
自分の行動はバランスのとれたものとなり,すべての行動を自分で納得して行うことになる.
このようにして,「最も大切なこと」が日々の生活のなかで,実現に一歩一歩と近づいていくことによって,ストレスに追われることもなく,第3世代までの手帳では決して味わうことのできない,充実感と達成感を得ることができるのである.
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