新型コロナウイルスは相変わらずくすぶっている状態で、ストレスを感じている方も多いと思われます。
新型コロナウイルスの厄介なところは、感染力や病気の状態自体はいうまでもありませんが、「未知」であり「見えない」ところからくる恐怖感にあります。
情報不足は恐怖につながりますから、なんとかその姿をとらえようと、情報収集につとめるのは自然な流れ。
しかし、そこにも罠が。
誤った情報や、不安をあおるネガティブな情報を過剰にとりいれると、正しいことはわからない上に、不安が増してしまいます。
最近、私の診療室に来られる方に、新型コロナウイルスのネガティブニュースの虜になって歯とくちの調子が悪くなって来られる方が急増しています。
ネガティブな情報摂取過剰で、メンタルがやられ、いわゆるコロナ疲れとなり、バランスの悪い食事・寝不足・運動不足で免疫力が下がって、歯茎が腫れたり、顔の形が変わるくらいまで腫れて来られる方もいます。
「テレビニュースに釘付けになっていませんか?」
とお伺いすると、患者さんは
「あはは…わかりますか。」
と苦笑い。
新型コロナウイルスに感染しないよう新しい生活様式で予防につとめるとともに、
情報収集の方法や生活をコントロールすることで、コロナ疲れを防ぐことができます。
今回は、具体的な7つの方法について以下に提案します。
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1、テレビのニュース・ワイドショーはセンセーショナル・ネガティブ・不確かなものも多いと認識する。
この特徴を知っているかどうかだけでも付き合い方が大きく変わります。
2、テレビのニュースは1日30分から1時間にとどめる。夜7時までに見終える。
その日に起きたことを把握するためには、30分から1時間、夜7時、暗くなる前までに見終えるとよいでしょう。
ワイドショーは避けて、NHKなど比較的確からしいニュース番組を見てください。
2時間、3時間以上見ても、同じ内容を何度も繰り返しているパターンが多いです。
3、新聞を2−3日に1回読む。
新聞は毎日よまなくても、2−3日に1回読めば、大きな流れは確認することができます。
何か大きな発表などがあった翌日は追加で読んでもいいかもしれません。
定期購読にせず、必要なときに都度購入すると節約できて、しかも身銭を毎度切って読むので的確に頭に入りやすいです。
4、顔の見えない匿名SNSとの付き合い方は慎重に
とある140文字つぶやき系SNSは、新型コロナウイルスが流行してから、ネガティブや不確かな情報発信が一気に増えてしまった印象がありました。
それらの情報は混乱と不安を招くだけで時間と体力と免疫力が削がれてしまいます。
情報発信者が誰か、その専門性はどうなのかということがはっきりしない発信はノイズでありますから要注意です。
5、おすすめはラジオをきくこと。
ラジオはポジティブな音楽やトークの比率が多いので、気分が上がります。
そのなかでもニュースは必要十分に伝えられます。
不意にショッキングな画像や動画にさらされることもなく、安全です。
6、好きなことに打ち込む。
好きな音楽を聴き、趣味に打ち込んでいるときは、楽しい気持ちで他のすべてを忘れられます。
また、ステイホームはじっくり何かに取り組むチャンスでもあります。読書で学びを深めるのもよいでしょう。
生活を整える。
早寝、早起き、7時間以上の良質な睡眠、掃除・洗濯、3食をバランスよく、適度な運動で生活を整えるチャンス。
体調が整えば免疫力が上がります。
さいごに
以上の7つの方法をトライしてみるだけでも、情報に振り回されることなく、体調を整え元気になります。
新型コロナウイルスはこれからもある程度、長期間に渡り共存していくことになりますから、自分をコントロールして毎日を楽しく過ごしましょう!