『「明日やろう」「後でやろう」がなくなる すぐやるスイッチ』

元議員秘書の尾藤 克之先生のご著書です。
いつ足元をすくわれてもおかしくない業界でご活躍されていた先生の仕事術について、キレのいい文章でかかれていたため、一気読みしてしまいました(笑)
まず、おさえておかなければならないのは、
「なぜすぐやれないのか?やる気が出ないのか」
ということ。
コンテンツ
なぜやる気がでないのか?
今のサラリーマンは、年功序列や終身雇用もなく、バブル期のような「いつかはこうなるんだ」というビジョンが描きづらくなっているために、やる気が出ないと著者は指摘しています。
やる気を出すためには、将来へのビジョンが必要。
ここで、私はこう考えました。
「あれ?誰かに与えられたビジョンがないなら、自分で考えればよいよね。そして、自分で考えるほうが、楽しいよね!」
と。
ピンチはチャンス。
ビジョンが与えられなければ、自分でもっとも実現したいことをビジョンにかかげればいいのです。
そうすればやる気が出ますよね!そして、より主体的に自分の人生を生きることができるので、とても恵まれた時代だと私は思います。
人の成功を喜ぶマインドが重要
さて、こちらの本の中で、私が最も重要であると感じた部分を紹介します。
「マインドを高めよう(P135)」
ビジネスで成功している人に共通するマインド、
それは、
「人の成功を喜ぶマインド」
”周りの人がチャンスをつかんだときは、できる範囲でいいので、できるだけ応援しましょう。応援された人は、必ずその応援をあなたに返してくれます。これはビジネスの鉄則だからです。(P136)”
これは、やってみると、本当に嬉しくなります。
自分の影響力なんか小さいからと、卑下することなく、できるだけ応援するのがポイントです。
私は「ウェブ心理塾」というコミュニティに所属していますが、塾生はとにかく仲間を応援します。
とても良い雰囲気。
自己肯定感も高まり、みんなのように頑張りたい!というポジティブな力が湧いてきます。
マインドを高め、ビジョンを掲げると、一気にやる気が出てきて、すぐに行動できます。
人の成功を心から喜ぶ、応援するということは、今すぐにでもできることですから、トライしてみてほしいと思います。
また、以下にご紹介するような興味深い仕事術が他にも数多くありますので、ぜひ本をチェックしてみてください。
↓
# マルチタスクは力の入れ具合を調整
# 最も重視すべきはスピード。最低限のクオリティを担保したスピードは絶対に正しい。
# 走りながら考えることはリスキー
# 自分に自信があり仕事ができるなら他人の悪口は言わないもの
# 追求するときは相手の逃げ道を用意する
#「自分が責任を負う」という意識がなければ問題の大きさや影響度を正しく把握することができない
# 仕事の第一歩は人間関係の構築。まずは人たらしになろう
組織で働く人であれば、早く読めば読むほどメリットが大きい一冊です。