『学びを結果に変える アウトプット大全』(著:樺沢紫苑)を読んでアウトプットを実践したら、2つの趣味を大いに楽しめているのでご報告します。
『アウトプット大全』は、話す・書く・行動するといったアウトプットに関して、科学的に正しい、誰でもやりやすい方法でまとめられいる本で、現在45万部を突破するロング&ベストセラーとなっています。

ウイスキーエキスパートへの道
趣味の1つ目は、ウイスキーです。
私は2年前に、樺沢紫苑先生のご著書『神・時間術』の読書感想キャンペーンで優秀賞に選んでいただき、その2次会でたまたま連れて行って頂いたバーで、ウイスキーの面白さに目覚めてしまいました。
すっかりハマって、去年の2月にウイスキー検定2級をパスし、今年はプロ向けのウイスキーエキスパート試験にチャレンジ。
ウイスキーエキスパート試験は、ウイスキー愛好家が受けるにも関わらず、合格率が48.9%とやや難しめです。
ウイスキーを学び始めて2年の私にとっては、ハードルの高い試験です。
試験3ヶ月前に試しに過去問を解いてみると。。。あれ、全然解けない。。。
合格ラインが70点以上なのに、50点も超えない。焦りました。
本気で取り組まないと厳しいということに気が付き、合格の可能性を高めるために2つの作戦を練りました。
ひとつめは、勉強の進捗がわかる表をつくり、進み具合を記録しました。

勉強の進み具合はその表をみれば一見してわかります。
私は目標を立てることと、日々淡々とやり続けることは得意なのですが、細かいTo Doに落とし込むのが苦手であったので、進捗表はTo Doを立案するのにも非常に役立ちました。
そして、ふたつめは、試験にチャレンジすることを、できるだけいろいろな人に公言しました。
職場、家族で出会う人はもちろん、ツイッターやフェイスブック、ブログなど、できるだけ多くの人に「ウイスキーエキスパート目指してます」と伝えました。
こうなると、勉強しないわけにはいきませんし、絶対に合格するしかありません(笑)
「ウイスキーの勉強は進んでる?」
「もうすぐウイスキーの試験だね!」
「ウイスキー先生にはなれそう?」
と、どこでも声をかけられます。
試験のことは忘れませんし、この話題が出れば、勉強の進み具合を伝える必要があるので、必死に勉強します。
睡眠時間は毎日7時間以上確保し、試験前の1ヶ月くらいは朝5時に起きて勉強しました。(朝は脳のゴールデンタイム)
仕事の後は勉強がはかどらないので、寝る前に軽く復習にとどめました。(記憶のゴールデンタイム)
試験直前になってくると、面白いことが起こってきました。
SNSでは、ウイスキー友達や試験仲間ができ、リアルでは「がんばってね!」と応援してくれる人が増えてきました。
試験勉強のアドバイスももらえました。
そして10月末に試験が終わり、「試験が終わりました!」と報告すると、
「お疲れさまです!」
「きっと合格しているよ!」
「合格を祈ってます!」
という心温まるコメントをたくさん頂いて、感動しました。
なかには直後から「おめでとう!」とフライングお祝いまでしてくれる方が数名おられて、それくらい合格を願ってくれているのかと涙が出そうになりました。
そして、結果は、、、合格!

うれしい!ありがとうございます!
きっと公言していなければ、合格はなかったでしょう。
一人で黙々と試験勉強をするよりも、周りを巻き込んで楽しみながらやるほうがはかどります。
みんなが応援してくれと、ちょっとつらいときも踏ん張れます。
「公言しておいて、もし落ちたらどうするの?恥ずかしくないの?」と思われた方もおられるかもしれませんが、公言することにより得られるメリットを考えると、落ちて恥ずかしいなどということは小さな心配であると考えていました。
アウトプット大全には、目標を公言すれば叶うと書いていますが、その効果は本当であると確信しました。

ブログを書いたらテニスが上達した
2つめの趣味は、テニスです。
私は週に2日、職場の仲間とテニスをしています。
軽く30分ほど練習をして、残りの時間はダブルスのミニゲームをします。
メンバーが4人〜6人で、3ないし4ゲーム先取で勝ちのルールで、どんどん組み替えながら試合をしていきます。
今年のテニスシーズンが始まるときに、
「ミニゲームの試合結果と、そのときに気づいたことをブログに書いてみよう!」
と思い、テニスをした39日全てついて書き続けてみました。
すると、すごい効果が現れたのです!
ダブルスミニゲームの試合数は179で、そのうち勝利数が159!
勝率にすると88.9%です。
圧倒的勝率。
連勝数は最大で31連勝です。
「大原さんが単にテニスがうまいからじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
確かに私のテニス歴は20年以上ですが、テニスのダブルスはパートナーありきですから、一人でやるシングルスとは異なり、自分の関与できるプレイは約半分になります。
シングルスで勝つより、ダブルスで勝つ方が難しいのです。
ブログには、試合結果の他に以下のようなことを書いています。
・気温、天気
・運動量
・心身のコンディション
・気づきとそれに対する考察
・これからのTo Do
など
この中でも、心身のコンディションや気づき・考察、これからのTo Doを書き続けたことが、圧倒的な勝率につながったのだと考えます。
「あー、今日のテニスも楽しかったなぁ」で終わり、そのまま飲みに行って、ふとした気づきをメモしなければすぐに忘れてしまいます。
アウトプット大全に書かれている通り、気づきが浮かんだらすぐにメモをすればアイデアとして活かせます。
自分の気づきは、そのときは大したことではないと思うかもしれませんが、後で見返してみると役に立つこともあるので、ぜひメモしておくべきです。
今シーズン、テニスの腕は、これまでと比べて格段に向上した印象があります。
技術的に激変はしませんが、ブログを書くという作業を通じて、インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルがよく回り、精神的に成長し、コンディションが整ったので、プレイが安定したのだと考えられます。
そして、自分が成長すると、テニスメンバーも「負けてられないぞ!」と熱くなるので、彼らの成長も著しくなります。
テニス仲間は、臨床でバリバリ活躍しているテニス以外のスポーツ万能・有能な医師や技師、職員です。
彼らは必ず対策し、成長するので、油断すると途端に勝てなくなります。
9月下旬に連勝が31で止まり、緊張の糸が切れてしまい、10月中旬まではスランプに陥ってしまいました。
そんなときもブログを書き続けて考えて、スランプを乗り切りました。

さいごに
趣味とはいえ、気づきを記録し、それに対する考察を加え、To Doを設定しトライし続けることで、成長のスピードははやくなり、そして楽しみも増えます。
これからも人生を楽しむため、『アウトプット大全』、そして姉妹本である『インプット大全』を参考にしながら、良いアウトプット・インプット・フィードバックサイクル回していきたいと思います。
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