歯の話

歯ブラシ・歯間ブラシ・フロスなどの理想的な交換時期は?

今回のお話は、
「あのハミガキグッズ、いつ交換すればいいの?」
です。

おくちの健康を保つためのお掃除グッズといえば、歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどが頭に浮かぶと思います。

しっかりハミガキをするためには、それらの道具の機能と清潔さが保たれる必要があります。

道具の見た目が変化しなくても、例えば、歯ブラシの毛が微妙に広がったり、何度も使用していると毛の硬さが微妙に変わってしまったりして、元の清掃効率より落ちてしまいます。

また、毎回使った後、しっかり洗って乾燥させても、雑菌が増えて清潔でなくなってきます。

ということで、ハミガキグッズは、適切な時期に交換していくのが望ましいです。

ハミガキ、フロス、歯間ブラシあたりの交換時期については、私もよく説明しますし、世間的にもおおむねよく知られています。

でも、
舌ブラシは?
ワンタフトブラシは??
義歯用ブラシは???
と考えてみると、
知らなかったので、
調べてみたりメーカーに問い合わせしてみました。

それでは、各グッズについて、交換時期をご説明していきましょう!

コンテンツ

歯ブラシ

手でみがくハミガキで必ず使う歯ブラシの交換は、1ヶ月ごとが望ましいです。

毎月8日は「歯の日」ということで、歯ブラシを交換するようにすれば、忘れません。

電動歯ブラシの替えブラシは、3ヶ月毎に交換などメーカーから指定がありますので、それにそって交換してください。

なお、歯ブラシが1ヶ月もたたないうちに、毛先が広がって使い物にならないよ!という方がおられるかもしれませんが、それはブラッシング圧が強すぎるか、みがく時間が長すぎるか、回数が多すぎる(1日4回以上)など、磨きすぎ、オーバーブラッシングが疑われます。

 

歯間ブラシ

歯間ブラシは、およそ1週間で交換が望ましいです。

狭い場所を通すので、歯ブラシより毛が痛みやすいです。

また、芯の針金もあまり長期間使用すると劣化して折れてしまうので、交換時期は歯ブラシより短めになります。

 

フロス

切って使うタイプのフロスは毎回使い捨てです。

ハンドル付きのタイプは、数回使えるものもありますが、手頃なものを手に入れて、毎日〜数日ごとに交換していくのがよいでしょう。

 

ここからちょっとめずらしいグッズについて説明します。

ワンタフトブラシ

ワンタフトブラシは、歯ブラシの4分の1くらいの幅の毛が付いた細かい場所をみがくブラシです。

1ヶ月ごとの交換がベターです。

歯ブラシと一緒に交換しましょう。

 

舌ブラシ

舌のお掃除用のグッズです。

ブラシがついたものや、ボコボコしたものなど、いろいろなタイプがあります。

ブラシがついたものは1ヶ月ごとの交換がいいです。
他のタイプはメーカー指示に従ってください。

 

義歯用ブラシ

義歯用ブラシはくちの中で使うグッズではなく、取り外した義歯を洗うためのものです。

毛のコシが強く、劣化がわかりづらく長持ちして交換時期がよくわからないので、某メーカーに問い合わせしましたが、特に交換時期は設定していないとのことでした。

ブラシが長持ちしても、雑菌が増えそうなので、電動歯ブラシ替えブラシに準じて、3ヶ月毎くらいには交換したほうがよさそうです。

 

さいごにまとめを

いかがでしたでしょうか?

それぞれのグッズが微妙に交換時期がズレているので、管理が面倒に感じたかもしれません。

定期的に交換するコツは、
例えば、
フロスは毎日または週に2回、
歯間ブラシは毎週日曜、
歯ブラシは毎月8日に交換する、と決めておくのがいいと思います。

3ヶ月毎に交換の電動歯ブラシ替えブラシなどは、カレンダーに交換日を書き込んでおくとよいでしょう。

おくちをしっかりお掃除し、キレイに保つためには、ハミガキグッズのメインテナンスもしっかりやってくださいね。

なお交換のタイミングで、新製品や違ったメーカーのもの、別のタイプのものなどトライして楽しむというのもアリだと思います。比較をしていくと、新たな発見もありますし、より良いものに出会えたら嬉しいですしね!

それでは良きハミガキライフを!