福岡市美術館の特別展、ギュスターヴ・モロー展にいって来ました。
美しくもたくましく恐ろしいという多面的でリアルな女性たちにはもちろん魅了されますが、自分が特に興味をひかれたのは、モローの仕事術。
ひとつの作品を完成させるまで、習作といわれる準備を重ねます。
具体的には、各登場人物の装飾や仕草を何度も描いて研究したり、空間の視点をいろいろ変えてみたり、構図のドラフトをいくつか描いてベストなものを選択したり。
何か大きな仕事を完成させるのに、各パーツに分けて極めていき、最終的にそれらを融合し仕上げる仕事術はとても参考になります。
とにかく、気の遠くなるような大きな仕事、まるで大きな氷山のような仕事でも、アイスピックで丹念に砕けばひとつひとつの小さな氷を溶かすのは容易であるとおっしゃっていた石川和男先生の言葉をふと思い出しました。
千里の道も一歩から。
淡々と頑張る方は、ギュスターヴ・モローの仕事術を参考にしてもよいかもです。
それにしても臨場感があってひきこまれる絵でした。
2019年11月24日(日)まで福岡市美術館で開催中の特別展なので、ご興味あるかたはぜひ。
石川和男先生の「アイスピック仕事術」が紹介されている本はこちら
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ギュスターブ・モローに興味がある方はこちらをどうぞ
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