樺沢紫苑

アウトプット不全からの脱出〜樺沢紫苑『学びを結果に変える アウトプット大全』を読んで

こんにちは!

今回ご紹介するのは,
樺沢紫苑先生の『学びを結果に変えるアウトプット大全』です.

樺沢紫苑先生は,日々,SNSやメルマガ,YouTubeなどで累計40万人以上に,精神医学や心理学,脳科学の知識・情報をわかりやすく伝えて,「日本一情報発信する医師」としてご活躍されておられます.

 

実は,表紙裏のイラストのキャラクター(名前はなんだろう??)がこの本の最重要ポイントを物語っています.


『「現実世界」は,アウトプットでしか変わらない』

 

表紙をめくってこれが見えたときに,「そうだそうだー!」とついついうなずいてしまいました(笑)

 

我々は,情報を五感(みる,きく,ふれる,におう,あじわう)で感じて頭の中にインプットし処理して,書く・話す・行動するなどの方法でアウトプットしています.

 

インプットすれば,自分の脳内世界は変化しますが,身の回りの現実世界に変化はおきません.

話す・書く・行動するといったアウトプットをすることではじめて,現実世界に変化がおこるのです.

自己成長し,夢を叶えたいのであれば,どのようにアウトプットするかがポイントになります.

 

こちらの本では,様々なアウトプットを例にとり,その方法,効果について細かく説明しています.

 

 

私は,以下のようなことを考えながらこの本を読んでいました.
「自分が何ができているか? 何が足りないのか? これから何をすべきか?」

 

というのも,6月,7月はアウトプットの調子が悪い,「アウトプット不全」になっていた自覚があったからです.

たとえばブログ記事を書こうとしても,ネタが浮かばない,筆が進まない,やる気がわかない....とてもわかりやすい不調です.

 

今回,こちらの本を読んで,その原因,対策がわかったので,そのあたりも含めて自分の気付きをご紹介します.

 

コンテンツ

【アウトプットのメリットや方法を知っており,技術的にはアウトプット上手にはなってきている】

率直にいうと,こちらの本を読んで,全く知らないということはほとんどありませんでした.

 

というのも,樺沢先生が主催する「樺沢塾」に私は所属しており,それらのコミュニティで,インプット・アウトプット・フィードバックのエッセンスについて何度も繰り返されてきているからです.

 

むしろ,これ全然知らないわ!ほとんどやってることないわ!ということが多発しているのであれば,
樺沢塾1期生の私にとって大問題です(笑)

 

しかし,アウトプット上手になってきているのにもかかわらず,
アウトプット不全,スランプに陥ったのです...

それはなぜでしょうか.以下に続きます.

 

【まだまだインプット過剰・アウトプット不足,「インプット:アウトプットの理想比は3:7」を痛感する】

アウトプットのペースが落ち,スランプに陥ったとき,
「これはもしかして,インプット過剰に陥っているのかもしれない」
とふと気がついて,インプットに一気にブレーキをかけてみました.

どうせアウトプットの調子が悪いなら,いくらインプットしても忘れゆくばかりで意味もありませんのでインプットをストップする勢いで控えてみました.
(※2週間に3回使われないインプットは忘れていくとのこと.)

 

例えば,
・「面白い!」と思ってすぐには本を買わない.
・尊敬する方の「オススメ!」の本をすぐには買わない.
・耳学で聞いていた某無料ボイスメディアの視聴をやめる.
・「聴きたい!」と思ったアーティストの楽曲をすぐには買わない.
・「面白そう!」なセミナーに行くべきか踏みとどまって考える.
などなど.

 

そうすると,自分の時間と頭の脳内メモリに余裕が出てきました.

 

そんなときに,このアウトプット大全を読んで,実感しました.
「やっぱりインプット過剰だったんだ!」
と.

 

インプット:アウトプット比が3:7が理想ということは知っていたものの,
インプット過剰になりアウトプット不全になっていた...

インプット→アウトプットが楽しくなってくると,ついつい興味の赴くままにインプットの幅を
どんどん広げてしまいがちになります.

 

そうすると,浮足立って,インプット:アウトプット比がおかしくなってしまうのです.

 

もし,私みたいにアウトプットの調子が悪くなったら,勇気を持ってインプットのブレーキを全力で引いてみることをオススメします.

 

そんなの心配だと思うかも知れませんが,またぼちぼちアウトプットしながらインプット量を調整していけば,
理想の配分,ペースにできますのでご安心を.

 

【ビジョンがあれば,インプット・アウトプットの方向性が定まる!ビジョンを持とう】

インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルを身につけるには,
自分の好きなこと,興味のあることをどんどんやっていくのが良いと思います.

 

物事を続けるのは「楽しい!」という感情がとても大切だからです.

 

自分の好きなこと,興味のあることをやっていると楽しいので,どんどんサイクルが回りますし,
興味や知識の幅もどんどん広がっていきます.

 

あれも,これも面白そう!とはじめはどんどん広げればいいと思います.

 

しかし,いよいよ時間が足りなくなってきた...
またはインプット・アウトプットのバランスがアウトプットを頑張っているのに崩れだしてきた...
こんな感じで,私のようにアウトプット不全に陥ってきたのであれば,
「選択と集中」をすべき段階に来ているのだと思います.

 

何を基準に選択を集中をするのか?
私は「ビジョン」が基準になると思います.

 

自分の実現したい理想像,将来像,ビジョンをもとに,目標を立て,今やるべきことを決める.

 

「今目の前にある面白そうなこれは,自分のビジョンの実現に資するか?」
時間は限られているので,この視点でインプットすべきかどうかの選択をするのがよいでしょう.

 

興味の赴くまま,インプット・アウトプットしてきた中で,
自分のビジョンは今の所,以下のように定まっています.

『口からあなたの健康を守る.人生100年を元気に楽しく!を応援する.』

 

私はビジョンをときどきアップデートしています.
よりよい方向になら,ビジョン=自分の生き方の基準は見直していっても良いんじゃないかと思いますので.

 

【アイデア出しといったクリエイティブなアウトプットを増やしたい】

アウトプット不全から,インプット:アウトプット比を調整して,自分のビジョンを据えてみると,
少しアウトプットに関する気持ちの余裕が出てきた感じがします.

 

ビジョンという基準があると,インプットの取捨選択の際の迷いが大幅に減るからかもしれません.

 

これからは,情報カードやノートを使ったアイデア出しを楽しみながらやっていきたいと思います.

また,他のアウトプット方法についても,「知っている・わかっている」から「身についている・実践できる」のレベルにしっかり到達できるように確認しながらトライしていきたいです.

 

 

これからアウトプットをはじめて自分を変えたい方,
すでにアウトプットのメリットに気がついて,積極的にアウトプットしている方,
どのレベルの方でも,アウトプットについてとても参考になる一冊ですので,オススメします.

 

 

それではまた.

 


もしお近くの書店でお求めが難しいのであれば,
よろしかったらこちらからどうぞ