歯の話

肩こりと歯の具合が悪いのは関係がありますか?

おはようございます.

 

4月も終わりゴールデンウィークをむかえ,いかがお過ごしでしょうか?

 

新学期の緊張もそろそろほぐれる時期,そして寒暖の差が大きい日々が続いていますので,体調を崩される方が私のまわりにちらほらおられます.

 

こんな疲れが出やすいときに出やすい症状について今日はお話します.

 

「先生,肩がこって,歯が浮く感じがするんですけど関係あるんですか?」

これ,よく聞かれる質問です.

結論から言うと...
直接的には関係ないことがほとんど.

ただし,
・肩がこる
・歯が浮く,違和感を感じる
この2つは,疲れて身体の調子が悪いときに出やすい症状です.

 

肩こりは疲れのサイン.

一方,歯の不具合は,そもそも歯の具合が悪い原因があって,体調が悪くなる=体の抵抗力が落ちるときに自覚症状として現れやすいです.

 

疲れた時に具合が悪くなる歯の疾患としては,
・根の先の病気(根尖性歯周炎)→歯が浮く,かんだら痛い,歯ぐきがはれる
・歯周病→歯が浮く,歯ぐきがはれる,歯ぐきから血が出る
・智歯周囲炎→親知らずのまわりの歯ぐきの違和感,はれ,痛み
などがあります.

 

休みをとって,疲れがとれて体の調子が戻れば,肩こりとともにこれらの症状はなくなる場合も多いですが...

 

基本的に歯の病気は自然治癒しません.

 

なので,肩がこる時に歯の調子が悪くなる方は,ぜひかかりつけの歯科医院を受診しましょう.

 

「肩こって歯の具合が悪い」というピンチを,歯科受診のチャンスに.
早期発見,早期治療すれば治療も早く終わる場合が多いですので.

 

それではまた.