樺沢紫苑

ミスは不調の警告サイン!〜『絶対にミスをしない人の脳の習慣』出版記念講演会

こんにちは,歯医者です.

先日10月7日(土)に開催されました,
樺沢紫苑先生の新刊『絶対にミスをしない人の脳の習慣』の出版記念講演を動画配信で受講しました.

 

 

ミスを生じる原因は脳の機能・状態にあるという点に着目し,根本的な対策を講じることでミスを減らす.
そして,よりよいパフォーマンスを発揮しようということをこの本では提案しています.

 

これまでの「ミスを防ぐ」系の本は,確認をする,整理整頓するなどの表面的なテクニックに注目したものが多かったです.
しかし,今回の新刊では,ミスを根本的に防ぐ方法について語っている点が新しく,注目すべきポイントです.

 

樺沢紫苑先生は,これまで読書法,勉強法,時間管理などについての網羅的な解説書を執筆されてきました.

その樺沢先生が,「ミスをしないためには?」というポイントに一点集中して解説していますので,これまでとは切り口が違って面白そうです.

 

本の発売は10月10日です.
とても面白い本だと思いますので,セミナーの情報を元に皆さんに紹介します.

 

 

コンテンツ

ミスの原因は?脳の4つの状態にあった!

ミスの原因は,脳の器質的,機能的な変化により,以下の4つに分類されます.

・集中力の低下
・ワーキングメモリの低下
・脳疲労
・脳の老化

これら4つの原因は,睡眠不足,運動不足,過労,ストレスなどのコンディション不良によってもたらされます.

 

自分の状態を観察し,自己洞察をしっかり行い,コンディションを整えることによって4つの原因の対策ができます.

 

「ミス」は脳の警告サインです.

 

脳の変化が不可逆的な状態,病的な状態になる前にコンディショニングでパフォーマンスを改善することが重要です.

 

 

脳の情報処理の4つのプロセスを変えれば,ミスはなくなる

脳の情報処理は,以下の4プロセスによって行われます

1,「入力」:外界からの情報を脳にインプットする
2,「出力」:脳内にある情報をアウトプットする
3,「思考」:情報を元に考えをめぐらせる
4,「整理」:感情や思考を整える

この4プロセスに着目し,それぞれについて具体的な解説がなされてました.

その中でも私が気になったものについて一部紹介します.

 

<プロセス1−入力編>

2点が印象に残りました.

【スマホの使い過ぎは,「脳疲労」,「スマホ認知症」を引き起こす】

その理由は,
A,インプット過多になるため,情報処理不全になり,出力困難につながる.
B,スマホは,ぼーっとする時間=デフォルトモードネットワークが活性化する時間を奪う
C,ワーキングメモリを占有する
からです.

これにはびっくりしました!

 

Aについては,
スマホの使いすぎでインプット過多により,脳の情報処理4プロセスがうまくまわらなくなるとのこと.

セミナーの中で「この1週間でインターネットで見たニュースの中で覚えているものを1分間で挙げられるだけあげてください.」というワークをやってみたところ,驚くほど思い出せないし出てこない・・・!

インプット過多を実感して反省しました.

 

Bについては,
何もせずぼーっとする時間は,脳が無意識に情報を整理する時間なのです.

この時間がなくなると,脳の情報処理に悪影響を与えるだけでなく,脳を休める時間がなくなり疲れてしまいます.

 

Cについては,
「メールが来てるかも?」「あ,通知が鳴った!なんだろう?」
このような状態は,脳の中に3つしかないと言われるワーキングメモリ(同時に処理できるものごとの単位)の1つを占有していまします.

 

スマホに使わされるのではなく,主体的に使うことが必要そうです.
(スマホを主体的に使う方法に関連した記事を近日公開予定です.)

 

【ワーキングメモリを鍛える9つの方法】

睡眠,運動からはじまり,9つの方法を紹介していました.

樺沢先生のこれまでの著書やセミナーを参考に,睡眠,運動,読書についてはある程度実践しつつありました.

 

しかし紹介されていたもののうち,
・自然に親しむ
・記憶力を使う大人の勉強
についてはまだトライしていないものでした.
新刊や関連書籍を読んでやってみたいと思いました.

 

早く新刊が読みたい!

 

記憶力を使う大人の勉強として,先日ハマったウイスキーの検定に挑戦してみようと考えています.(←公言して自分にプレッシャーをかけてます.)

 

 

<プロセス3−思考編>

「自己洞察」が今回のミスを減らすためのコンディショニングの最重要点の一つだと感じました.

 

コンディションを整え,ミスを減らし,最高のパフォーマンスを発揮するためには,自分を客観的に見つめて分析する「自己洞察」が不可欠です.

 

自己洞察により原因を冷静に見つめられる.

原因が見えれば,適切な対策を講じることができるのです.

 

先日,樺沢先生がヨーロッパ訪問した際に,プレミアリーグの岡崎慎司選手にお会いしたそうです.
お話をした時に,岡崎選手の自己洞察力が著しく高いと感じたとのこと.

 

一流で活躍する人は,高い自己洞察力が備わっているようです.

 

セミナーで,自己洞察力をアップする3つの方法が紹介されていました.

・日記をつける
・SNSに投稿する
・本・映画の感想を書く

これらに共通するのは,文章を書いてアウトプットするとということ.
文章を書く際には,必ず「自問自答」します.

そのため,これらを実践すると自己洞察のトレーニングになるのです.

 

以前,「体調の下り坂に早めに気づく方法」という記事を書いたことがあります.

このように,これまでも日々自分と対話して不調のサインをチェックしていました.

 

セミナーで紹介されていた自己洞察力アップのトレーニングの中でも,
本や映画の感想や,いろいろな気づきを発信して,自己洞察力をどんどん挙げていきたいと思います.

 

 

さいごに

出版記念セミナーで,しっかりと新刊『絶対にミスをしない人の脳の習慣』を読むアンテナが立てられました!

本を手に入れて熟読し,新たな気づきを得て実践していくのがとても楽しみです!

 

 

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