エッセイ

星野源 働く男(文庫本)

47冊目,
星野源 働く男

働く男 (文春文庫)

読了.

今はドラマ「逃げ恥」,そのエンディングで流れる「恋」で大注目の星野源さん.
今最も輝いている人の一人です.

俳優,音楽家として活躍し,かっこいいし歌もうまい.
文筆家として本も出しているということで,とても気になり読んでみました.

自分が読んだのは2015年9月に出版された文庫本です.
2012年末までの仕事について書かれた単行本に,一部加筆されています.

単行本の入稿後,病に倒れ,仕事に対する考え方が大きく変化しています.

”仕事が中心の生活ではなく,己が中心の生活に変わった”

仕事に中毒的に没頭し,精神的に依存し,過剰に苦しむ病前と,

仕事を心から楽しむようになった病後.

過去の積み重ねがあるからこその今ですが,
素晴らしい仲間に囲まれ,感謝しながらとても楽しそうに働く今の星野源さんはさらに魅力的です.

書く,歌う,演じるという膨大なアウトプットをしながら成長していく姿はかっこいい.
品の良い表現からの落差あるエロ,下ネタ,突然の心の叫びも人間味にあふれて惹きつけられる.

また,星野源さんは本当に観察力があり解説がうまい.
紹介されるものごとに触れたくなります.

オールナイトニッポンで紹介されていたキリンジのアルバムをすぐにゲットしてしまいました.

エッセイ集の「そして生活はつづく」はすでに手元にあるので,続けて読みます.
「蘇る変態」も読みたいです.

すっかりファンになってしまいました.
星野源さん.身体に気をつけてこれからもどんどん楽しんで活躍してほしいです.