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滝口悠生 死んでいない者
読了。
第154回芥川賞受賞作品です。
はじめは普通に小説を読むように読んでいたのですが、何しろ親族だけでも26人も出てくるので、作者の狙いかもしれませんが序盤なのに誰が誰でどういう関係か全くわからなくなってきたので一旦ギブアップしました。
いや、ここで諦めてはいけないと、ノートに登場人物の関係図を書き込みながらはじめから読み直すと、ちゃんと各々の関係が数度にわたって説明されており、最後まで読み切ることができました。
祖父の通夜、葬式にあつまった親族、知人のそれぞれの人間が描かれています。
大量に出てくる登場人物をちゃんとフォローしないと話の面白さがわかりにくいので敷居が高いのかもしれませんが、自分は楽しめました。
読まれる方はペンとメモ必携です。